練馬区ペアレントメンター 事業報告
ペアレントメンター茶話会(11/15)
「発達障害者の就労について考えよう」 事業報告講演会 ●「発達障害者の就労について考えよう」
●講師 小山 智史 氏 (練馬区障害者就労支援センター レインボーワーク主任)
●令和 4 年 11 月 15 日(火曜日) 10 時〜12 時
●練馬 ココネリ 研修室
●参加者 23 人 (親族、当事者、支援者等)
●主催 NPO 法人 I am OK の会
練馬区障害者就労支援センター レインボーワークの小山主任をお招きし、「発達障害者の就労について考えよう」というテーマで講演していただきました。
前半は障害者雇用や障害者の就労支援について資料を基にしくみや全体像について、
後半は講演のテーマである発達障害者の就労に焦点をしぼり、就労における発達障害の特性・傾向を具体例を挙げながら説明していただきました。
(例) 時間管理が苦手、作業の優先順位がつけられない
→業務遂行の難しさ
暗黙のルールを理解することが苦手、気持ちの切り替えがうまくできないことがある
→人間関係の難しさ
就職してもこれら難しさ(壁)により離職してしまう傾向があるとのこと。
就職する又は離職しない、再就職の為には★特性や障害・症状を理解すること★得手・不得手を理解すること★就職にむけて“準備”をすること が大事とのことでした。
〇参加者からのご意見やご感想(アンケートより)
・就労に不安があったが、就労移行支援等、色々なサポートがあることを知り、参加して少し安心できた。
・資料の「職業準備性モデル」のピラミッドと「Will Can Must」の図による説明が理解しやすかった。
・マルチタスクが苦手な発達障害者は在学中の就活の難しさがあることが再確認できた。
・発達障害の特徴、傾向が確認できたので職場でどう共有していくか上司と相談したい。
質疑応答では活発に質問が出ました。
又、講演会後にはココネリ内のフリースペースに移動して、メンターとの交流会も行いました。
今後に向けての要望しては
*就労に至るまでにどう動いたか、上手くいかなかった事例や対処法など、より具体的に聞いてみたい。
*当事者の方の体験談や意見をきいてみたい。 etc.
関心の高さを感じられる要望が数多く挙げられたので、今後の茶話会のテーマの参考にしていきたいと思います。

〜レインボーワークとは〜
・東京都「区市町村障害者就労支援事業」を根拠に練馬区が実施している障害者就労支援事業。
・練馬区在住の障害があり、就労希望がある人に就職支援、職場定着支援、雇用主への支援などを行っています